10月改正の週、寄付額の変動は増えたが還元率はほぼ横ばいだった
10月の制度改正をまたいだ1週間で、食品(耐久財以外)のうち寄付額が変わった返礼品は31.1%でした(ふだんの週は0.8%)。ただ、お得さの目安になる還元率の中央値は16.7%から16.2%で、ほとんど変わっていません。
食品(耐久財以外)で比べた数字です。改正をまたいだ1週間(2026-09-27→2026-10-04)と、改正前のふだんの1週間(2026-09-20→2026-09-27)を、同じ返礼品どうしで比べています。数字は調査当時の算出結果です。
「9月30日受付終了」などと商品名に書かれていた返礼品332件のうち304件(91.6%)は、2026-10-04時点で楽天で見つからなくなっていました。
詳しいデータ
比較した期間
食品(耐久財以外)と耐久財は、実際に調べた日が数日ずれることがあるため、 食品・耐久財ごとに期間を分けて示します。
| 期間 | 開始日 | 終了日 | 日数 |
|---|---|---|---|
| 改正前のふだんの1週間・食品(耐久財以外)(見出しに使用) | 2026-09-20 | 2026-09-27 | 7日間 |
| 改正前のふだんの5日間・耐久財 | 2026-09-22 | 2026-09-27 | 5日間 |
| 改正をまたいだ1週間・食品(耐久財以外)(見出しに使用) | 2026-09-27 | 2026-10-04 | 7日間 |
| 改正をまたいだ1週間・耐久財 | 2026-09-27 | 2026-10-04 | 7日間 |
見出しの判定には食品(耐久財以外)を使っています(改正をまたいだ期間と改正前のふだんの期間で日数が一致するため)。耐久財は日数が一致しないため、見出しの判定には使っていません(参考値として掲載しています)。
同じ返礼品の寄付額の変化(食品・耐久財それぞれ)
両時点に存在した同一返礼品について、寄付額が「上がった」「下がった」 「変わらない」の内訳です。改正をまたいだ期間と、 改正の影響が無い改正前のふだんの期間を、食品・耐久財それぞれで並べます。
食品(耐久財以外)
改正をまたいだ1週間(2026-09-27→2026-10-04)
改正前のふだんの1週間(2026-09-20→2026-09-27)
| 改正をまたいだ1週間 | 改正前のふだんの1週間 | |
|---|---|---|
| 値上げの中央値 | +2,000円 | +2,000円 |
| 値下げの中央値 | -2,000円 | -2,000円 |
| 内容量が変わらない割合 | 99.7% | 99.9%超 |
改正前のふだんの1週間(2026-09-20→2026-09-27)の実測です。この期間中に品目の分類方法を見直したため、品目の分類を見直した返礼品98件をこの比較から除外しています。この期間中に食品・耐久財の区分が変わった返礼品57件をこの比較から除外しています。改正をまたいだ1週間(2026-09-27→2026-10-04)の期間中に食品・耐久財の区分が変わった返礼品11件をこの比較から除外しています。
耐久財
改正をまたいだ1週間(2026-09-27→2026-10-04)
改正前のふだんの5日間(2026-09-22→2026-09-27)
| 改正をまたいだ1週間 | 改正前のふだんの5日間 | |
|---|---|---|
| 値上げの中央値 | +3,000円 | +3,000円 |
| 値下げの中央値 | -1,000円 | -23,500円 |
| 内容量が変わらない割合 | ― | ― |
改正前のふだんの5日間(2026-09-22→2026-09-27)の実測です。この期間中に品目の分類方法を見直したため、品目の分類を見直した返礼品1件をこの比較から除外しています。この期間中に食品・耐久財の区分が変わった返礼品57件をこの比較から除外しています。改正をまたいだ1週間(2026-09-27→2026-10-04)の期間中に食品・耐久財の区分が変わった返礼品11件をこの比較から除外しています。
還元率の比較について
食品(耐久財以外)
両時点で還元率が算出できた4,968件が対象です(還元率の中央値を、改正前と後で比べています)。
| カテゴリ | 件数 | 改正前 | 改正後 |
|---|---|---|---|
| 肉 | 1,271 | 19.1% | 18.5% |
| 魚介 | 1,011 | 18.9% | 18.1% |
| 果物 | 578 | 19.3% | 18.2% |
| 米 | 523 | 18.6% | 18.4% |
| 加工 | 377 | 12.3% | 11.8% |
| 日用品 | 342 | 9.4% | 9.4% |
| 麺 | 285 | 7.8% | 8.2% |
| 酒 | 197 | 14.2% | 14.0% |
| 飲料 | 128 | 11.3% | 11.2% |
| 菓子 | 128 | 19.9% | 19.6% |
| 野菜 | 128 | 15.2% | 14.9% |
前後とも同じ計算方法で還元率を算出しています。数字は各時点で保存した調査当時の算出結果を比べたもので、その後に算出方法を見直したため、現在のランキングや各ページの還元率とは一致しない場合があります。
耐久財
両時点で還元率が算出できた271件が対象です(還元率の中央値を、改正前と後で比べています)。
| カテゴリ | 件数 | 改正前 | 改正後 |
|---|---|---|---|
| 道具・家電 | 271 | 33.4% | 31.9% |
前後とも同じ計算方法で還元率を算出しています。数字は各時点で保存した調査当時の算出結果を比べたもので、その後に算出方法を見直したため、現在のランキングや各ページの還元率とは一致しない場合があります。
「9月30日受付終了」と書かれていた返礼品のその後
2026-09-27時点の一覧で、商品名に受付終了時期が明記されていた返礼品は332件でした (「9/30」「9月30日」「9月末」などの表記ゆれと、「終了・締切・締め切り・まで・受付」を 組み合わせて抽出)。そのうち2026-10-04時点の一覧にも載っていたのは26件、 一覧から消えていたのは306件です。 実際に楽天で1件ずつ確認したところ、次の通りでした。
| 照会結果(全332件を1件ずつ確認) | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 楽天に見つからない(終了・削除と推定) | 304件 | 91.6% |
| まだ楽天に掲載されている | 28件 | 8.4% |
| 照会失敗(通信エラー等) | 0件 | 0.0% |
それ以外で前の時点にあって後の時点に無い返礼品からも無作為に300件(母集団5,231件)を同様に照会しました。 まだ掲載されていた割合は40.0%です。 この調査は品目キーワードごとに楽天検索の上位3ページしか見ていないため、 「一覧から消えた」は「終了した」と同じ意味ではありません。
品目別の内訳(上位10)
| 品目 | 件数 |
|---|---|
| ウイスキー | 37 |
| ビール | 14 |
| 緑茶 | 14 |
| コーヒー | 12 |
| 枕 | 12 |
| チーズ | 11 |
| ラーメン | 10 |
| りんご | 9 |
| 焼酎 | 9 |
| うどん | 8 |
| ほか68品目 | 196 |
調べ方と限界
データの取り方
毎週の調査で楽天ふるさと納税の返礼品を品目キーワードごとに検索し、寄付額・内容量・楽天市場での実売価格を突き合わせて還元率を機械的に算出しています。 結果は週ごとに記録として保存しており、後から遡って比較できます。 なお食品(耐久財以外)と耐久財は、実際に調べた日が数日ずれることがあるため、 上の「比較した期間」で食品・耐久財ごとの実測日を確認できるようにしています。
なぜ「同じ返礼品」だけを比べたか
この調査は品目キーワードごとに検索結果の上位3ページしか見ていません。ある時点に「無い」返礼品は、実際に終了した場合と、単に検索順位が落ちて圏外に出た場合を区別できません。 そのため主指標は「両方の時点に存在が確認できた同じ返礼品」だけに絞り、寄付額・内容量・還元率の変化を見ています。
改正前のふだんの期間と並べる理由
制度改正の影響を見るには「改正の前後で何か変わったか」だけでなく「改正が無くても普段どれくらい動くか」との比較が必要です。 このページでは改正をまたいだ期間と、改正前のふだんの期間を同じ集計方法で並べています。
見出しの判定方法
食品と耐久財は実際の調査日が異なることがあり、比較する2つの期間の長さ(日数)が 食品と耐久財で揃わない場合があります。期間の長さが違うと、それだけで「変化の起きやすさ」の 見かけが変わってしまうため、見出しの判定には改正をまたいだ期間と改正前のふだんの期間で 日数が完全に一致する方(今回は食品)だけを使い、どちらも一致しない場合は見出しでの判定を保留します。
限界
- 検索上位3ページしか見ていないため、一覧から消えた件数には「終了」と「検索圏外に出ただけ」が混在します。実在確認は無作為サンプル・9月30日表記品の全数照会に限られ、全件を確認したものではありません。
- 還元率は内容量が一意に決まらない商品では算出しておらず、両時点で比較できるのは一部にとどまります。
- 還元率の算出方法が前後で変わっている場合、還元率の比較は行っていません(上の該当セクション参照)。
- 寄付額・内容量の比較は生データのみを使っており、算出方法の変更の影響を受けません。